競走馬の牧場 (大樹ファーム) が、サステナブルな建築・都市のあり方を追求する研究・教育・研修施設として再生した

計画は2つのパートに分かれる。第一部は、草原の中に建てられた実験住宅群。第二部は大学の研究室を対象として行っている国際既存厩舎、走路を改修した宿泊研修棟である。厩舎は、馬の住まいから人間のための宿泊施設へとリノベーションされた。

馬のための全長30mの案内走路の一部はレストラン、バーへと転換され、これらのリノベーションデザインにおいて最先端の環境技術が展開されている。


実験住宅の第1号は我々が担当し(2011年)、その後1年に1棟ずつコンペで選ばれたデザインが実際に建設されていく。早稲田大学(2011)、慶應義塾大学(2012)、ハーバード大学(2013)、カリフォルニア大学バークレー校(2014)のデザインによるものが既に建設され、学生建設プロセスに参加している。将来は世界に例のないサステナブル住宅ヴィレッジが大草原の中に出現するだろう



