2011年、シンガポールの国土を縦断するマレー鉄道の廃線に伴い、「City in the Garden」という環境都市を目指す国家戦略を掲げるシンガポール政府は、長さ24㎞、約100haに及ぶ空間を、人々が憩えるパブリックスペースへと転換させることを決意する。


日建設計のマスタープランコンペ勝利案「Lines of Life」は、レールコリドーを、沿線の多様な人々の生活や生態系を繋ぎ合わせる国のライフスタイルを象徴する空間として捉え直し、長期的かつ自由度のあるフレームワークと、計画指針に則った、魅力的なパブリックスペースを創造する上での具体戦略を体系的に整理した提案を行った。

